【第4回】私が経験した(GMP)医薬品製造にまつわる話

2024/09/27 製造(GMDP)

将来を見据えた名物工場長の貢献。

 GMPには、時間とお金がかかります。今回は、まず将来を見据えた名物工場長の貢献を振り返ってみます。
 長く工場長をやっていた方ですが、以下の事を要望し、実施していただきました。

  1. 一人一台のパソコンとWORD,EXCEL教育。
  2. 一人最低1プロジェクト(以下、PJ)参加
  3. 固定職場である工務保全課の他部署異動。
  4. 事業所長現場巡回(午前10時、午後3時)毎日。
  5. 月1回生産停止日→全工程全員メンテナンス参加。
  6. 年1回本部長監査。
  7. 他11か月の品証監査。
  8. FDA監査 5回通過。
  9. 新人教育 メンター、メンティー制度。
  10. 合成理論や工程トラブル対応を含めた昇給時のアセスメント。
  11. ヒヤリハット報告書。(ハインリッヒ理論)
  12. TPM活動(マイ設備、マイメンテ)
  13. TQC活動(品質分析法)
  14. 新人入社時、3か月のCMCへの研修。
  15. 計装・計器研修
  16. 年末TPM発表会/各種PJ発表会

 この内容から、GMPにおいては下記のような気付き、経験を得ることができました。
  ■自分たちでSOPを作れる。
  ■QAは、他部署経験が条件となった。
  ■自律神経的、職場。行動優先。
  ■無通告監査を自主的にやっていた。ので、いつ来ても大丈夫。
  ■使えるSOPや各種書類が、最新版で管理できた。
  ■やらされている感でなく、楽しい職場でした。

 その工場は、FDAと厚生労働省の2国間協定検討の国内2工場の一つ(優秀でした)。

 私は、この基本的な「現場第一主義」をより一層磨き、多くの工場において現場巡回をベースに改善し結果を出してきました。

 

 

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執筆者について

曽根 孝之

経歴

1980年中外製薬㈱藤枝工場入社し、原薬合成および固形製剤の製造に従事した。その後、倉庫部門では工程責任者、品質保証部門では教育訓練責任者、バリデーション責任者や製剤製法改善、FDA監査の対応を行った。ニプロファーマでは工場の品質保証責任者として、バリデーション責任者、教育訓練責任者、CAPA等を担当、全社QMS策定にも参加した。本社信頼性保証部では経口剤品質保証課長として、供給者監査をリードした。ニプロESファーマではGQPの製造工場責任者や原材料の供給者監査を実施、医薬品物流会社でのGDP対応で推進責任者を担当した。
その他に化粧品会社で、化粧品GMP、健康食品GMPを経験し、医療機器製造管理責任者も務めた。
医薬品製造現場での経験が多く、実践的なコンサルティングを得意としている。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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