【第4回】私が経験した(GMP)医薬品製造にまつわる話
GMPには、時間とお金がかかります。今回は、まず将来を見据えた名物工場長の貢献を振り返ってみます。
長く工場長をやっていた方ですが、以下の事を要望し、実施していただきました。
- 一人一台のパソコンとWORD,EXCEL教育。
- 一人最低1プロジェクト(以下、PJ)参加
- 固定職場である工務保全課の他部署異動。
- 事業所長現場巡回(午前10時、午後3時)毎日。
- 月1回生産停止日→全工程全員メンテナンス参加。
- 年1回本部長監査。
- 他11か月の品証監査。
- FDA監査 5回通過。
- 新人教育 メンター、メンティー制度。
- 合成理論や工程トラブル対応を含めた昇給時のアセスメント。
- ヒヤリハット報告書。(ハインリッヒ理論)
- TPM活動(マイ設備、マイメンテ)
- TQC活動(品質分析法)
- 新人入社時、3か月のCMCへの研修。
- 計装・計器研修
- 年末TPM発表会/各種PJ発表会
この内容から、GMPにおいては下記のような気付き、経験を得ることができました。
■自分たちでSOPを作れる。
■QAは、他部署経験が条件となった。
■自律神経的、職場。行動優先。
■無通告監査を自主的にやっていた。ので、いつ来ても大丈夫。
■使えるSOPや各種書類が、最新版で管理できた。
■やらされている感でなく、楽しい職場でした。
その工場は、FDAと厚生労働省の2国間協定検討の国内2工場の一つ(優秀でした)。
私は、この基本的な「現場第一主義」をより一層磨き、多くの工場において現場巡回をベースに改善し結果を出してきました。
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