DMF 各国別 eCTD/eSubmissionの実際(作成・登録・更新・変更・LOA)【第12回】

2020/09/04 製造(GMDP)

DMF制度は医薬品の承認・許可申請において、製造業者が原薬・原材料に関する製造や品質に関する情報・知見・ノウハウをDMFとして規制当局へ直接登録しておくことで製造販売業に開示しなくても承認・許可審査が実施される制度です。MFは原薬の承認申請書に代わる文書としてまたは原材料の参照資料とし使用されます。また本来の目的とは異なりますが、DMF の規制当局に登録されているという信頼性とよく整理された医薬原材料の技術文書として活用されることもしばしばです。

1.    DMFの本来の利用方法 (各ガイドラインより抜粋)
1.1 FDA DMF
引用文献1)より抜粋
DMFs can be used to support (but are not substitutes for) applications reviewed by FDA. This guidance focuses on the following submissions to the Center for Drug Evaluation and Research (CDER) and the Center for Biologics Evaluation and Research (CBER): 
• DMFs under 21 CFR 314.420 that are used to support new drug applications (NDAs),  abbreviated new drug applications (ANDAs), and investigational new drug applications (INDs) under the Federal Food, Drug, and Cosmetic Act (FD&C Act).
• DMFs and other master files under 21 CFR 601.51(a) that are used to support biologics license applications (BLAs) under the Public Health Service Act (PHS Act). 
Additionally, information contained in DMFs can generally be referenced in premarket submissions for devices (e.g., premarket approvals) and animal drugs (e.g., new animal drug applications). Although the focus of this guidance is on the submissions to CDER and CBER described above, in general, FDA believes the contents of this guidance will assist other master file holders in providing complete and up-to-date master files to FDA.

1.2 EU ASMF
引用文献2)より抜粋
An ASMF can only be submitted in support of an MAA or MAV. The relationship between the quality of the active substance and its use in the medicinal product needs to be justified in this MAA or MAV.
The ASMF procedure can be used for the following active substances, including herbal active
substances/preparations. i.e.:
A. New active substances;
B. Existing active substances not included in the European Pharmacopoeia (Ph. Eur.) or the
pharmacopoeia of an EU Member State;
C. Pharmacopeial active substances included in the Ph. Eur. or in the pharmacopoeia of an EU Member State.
The ASMF procedure cannot be used for biological active substances, see Annex 5.

1.3 PMDA MF
引用文献3)より抜粋
MF制度は、医薬品、医療機器及び再生医療等製品の承認審査において、申請者以外の者(MF登録者)が保有する製造方法等の審査に必要な情報を利用し、また、当該MF登録者の知的財産を保護することを目的とすると同時に、審査事務の効率化を図るものであること。
 

2ページ中 1ページ目

執筆者について

宮原 匠一郎

経歴 1977年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。同年三井東圧化学㈱(現三井化学㈱)入社、大牟田工場、生物工学研究所にて原薬、蛋白゙及び医薬原料化学品のGMP下でのプロセス検討、企業化(合成、発酵、細胞培養)に従事。
1991年より本社医薬・バイオ事業部門にて新薬開発、医薬品子会社の事業管理を担当。
2000年より医薬関連の原料化学品事業を担当。2006年より品質保証部門に移り医薬関連原料化学品、精密化学品の品質保証を担当。
2011年5月退職、同年9月株式会社ファーマ・アソシエイトを設立。現在はDMFのeCTD/eSubmissionの作成・登録サポート、GMP代行監査、医薬・医療機器関連コンサルタントを業務としている。
※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

11件中 1-3件目

コメント

この記事へのコメントはありません。

セミナー

2025年2月26日 (水) ~ 2月28日 (金)

GMP Auditor育成プログラム第19期

2025年6月16日(月)10:30-16:30~2025年6月17日(火)10:30-16:30

門外漢のためのGMP超入門

CM Plusサービス一覧

※CM Plusホームページにリンクされます

関連サイト

株式会社シーエムプラス

本サイトの運営会社。ライフサイエンス産業を始めとする幅広い産業分野で、エンジニアリング、コンサルティング、教育支援、マッチングサービスを提供しています。

ライフサイエンス企業情報プラットフォーム

ライフサイエンス業界におけるサプライチェーン各社が提供する製品・サービス情報を閲覧、発信できる専門ポータルサイトです。最新情報を様々な方法で入手頂けます。

海外工場建設情報プラットフォーム

海外の工場建設をお考えですか?ベトナム、タイ、インドネシアなどアジアを中心とした各国の建設物価、賃金情報、工業団地、建設許可手続きなど、役立つ情報がここにあります。

※関連サイトにリンクされます