【第2回】中国への第一歩:初めての訪問者のための生活と文化のプチガイド ~様々なトピックに焦点を当てて~
中国ってどんな国?
中国プチガイドを始める前に、中国の基本情報(歴史、地理、人口、言語)について、予備情報を提供したいと思います。
1. 中華人民共和国の歴史
現在の中華人民共和国は、1949年10月1日に毛沢東中国共産党主席が北京市天安門広場で建国宣言を行ったことで成立しました。
現在の指導体制は、2012年より習近平共産党総書記が、主席に地位に就いている。
本連載では、政治的な内容に触れることは主旨ではないので、以降のシリーズでも同様の扱いとします。
2. 中国の地理
中華人民共和国は、一級行政区画(23の省、5つの自治区、4つの直轄市、2つの特別行政区)が最も大きな区画で、その下に地級市、自治州、アイマクといった地級行政区画が置かれ、地級行政区画の下にはさらに県、県級市、市轄区、旗などの県級行政区画が置かれています。
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3. 中国の人口推移
中国の人口動向については、以下のような情報があります:
中国の人口動向については、以下のような情報があります:
- 2022年末の中国の総人口は14億1175万人で、21年末から85万人減少し、61年ぶりに減少しました。
- 2022年の出生数は106万人減の956万人となり、2年連続で1949年の建国以来の最少を記録しました。
- 中国の現在の生産年齢人口(16歳から59歳)は約8億7500万人と、国民の6割強を占めています。
- しかし、政府が2021年に発表した推計によると、この数字は次の5年で3500万人減る見込みです。
- 中国の人口は当面は増加を続けますが、2029年にピーク(14億4100万人)になります。以後は減少に転じ、2045年頃には現在の人口を下回るという推移です。
これらの情報から、中国の人口は減少傾向にあり、特に生産年齢人口の減少が顕著であることがわかります。これは中国の経済成長に影響を及ぼす可能性があります。また、出生率の低下と高齢化が進行していることも注目されています。これらの問題に対処するために、中国政府は出生率の引き上げを図るための政策を進めています。具体的には、「三人っ子政策」の導入や出産を支援する措置の整備などが行われています。
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