【第4回】中国への第一歩:初めての訪問者のための生活と文化のプチガイド
~様々なトピックに焦点を当てて~

2024/04/05 その他

中国訪問と滞在の手続き。

中国訪問と滞在の手続き


中国訪問と滞在について、以下の注意事項をお伝えします。

1. ビザ(査証):
中国訪問に必要なビザについて、以下の情報をお伝えします。
中国への入国には、渡航目的に沿った査証(ビザ)取得が必須です。2020年3月31日より、中国政府は日本に対しビザの申請を停止していました。これは、日本政府が中国からの渡航者に対し、新型コロナの水際強化を行なったことによるものとされています。
2023年3月15日時点で、中国大使館は日本の外国人向けの観光を含むすべてのタイプのビザ申請を再開しています。ただし、日本人に対する15日間のビザ免除措置は停止されています。
しかし、2023年1月29日より、日本国籍への72/144時間のトランジットビザ免除措置は再開されました。中国の一部の空港において、日本国籍を含む54か国・地域の方を対象に、有効なパスポートを所持しており、72~144時間以内(トランジット場所に応じて異なります)に航空便の予約を確定している第三国(地域)への乗り継ぎ航空券をお持ちの方に対し、トランジットビザ免除措置が適用されます。

1.1 ビザの種類
外国人が中国に渡航する場合は、目的により以下のビザ(査証)を取得することが定められています(新「出入国管理法」2013年7月1日施行)。
 
商業貿易活動:Mビザ
就労:短期Zビザ
就労:Zビザ
観光:Lビザ
中国が必要とする外国人高度人材・専門分野人材:Rビザ
外国人の中国における交流・訪問・視察等:Fビザ
その他にも帯同ビザ・留学ビザ等あります。
上記とは別に現地で取得するビザとして以下のものがあります。
中国経由乗り継ぎ:Gビザ(トランジットビザ)
口岸:Eビザ(アライバルビザ)
したがって、中国に派遣する社員の仕事内容、中国での滞在期間等から判断して適切なビザを取得する必要があります。【短期滞在】
詳細な手続きは、JETROホームページ(https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-010934.html)を参照下さい。

1.2 ビザ申請
ビザ申請には、パスポート、写真、オンラインで作成した申請表などの書類が必要です。また、指紋採取も必要ですので、申請者本人が中国ビザ申請センターに出向く必要があります。ビザの発給は申請から平均で1週間程度かかり、受領のために再びセンターに出向く必要があります。結局、ビザを手にできるまで1カ月以上はかかると覚悟したほうがよいようです。

 

 

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執筆者について

新井 一彦

経歴 C&J 代表
化学系企業にてバイオテクノロジーを利用した医薬品の探索、開発研究に従事。その後、開発医薬品(無菌製剤)の製造工場立上げに製造管理者として関わりGMP組織体制、基本構想を構築した。
平成17年の改正薬事法完全施行に合わせ、新たに製造販売業を取得するため某ジェネリックメーカーの設立に関与。取締役信頼性保証本部長として総括製造販売責任者の責務を担った。
現在、C&J 代表として、講演、執筆、国内外のGMPコンサル業務活動を推進。
※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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