【第12回】中国への第一歩:初めての訪問者のための生活と文化のプチガイド
~様々なトピックに焦点を当てて~

2024/12/06 その他

中国のエネルギーインフラについて。

中国のエネルギーインフラ

1.中国のエネルギーインフラ:現状と課題
1.1 エネルギー需給
 中国は世界最大のエネルギー消費国であり、発電設備の総容量は1,200GWを突破した。2022年末時点で、中国の自然エネルギー発電設備の容量は前年比約14.1%増の1,213GWとなり、全体の47.3%を占めています。同時期の石炭火力発電の設備総容量は1,120GWでした。以下の表では、2012年と2022年の設備容量を比較すると、石炭火力発電の設備容量の割合は2012年の66%から2022年の44%まで減少しています。しかし、経済発展に伴い、総量的には石炭火力発電が圧倒的な量であることが分かります。

1.2 エネルギーインフラ
 2023年の電源構成は石炭火力発電が依然として高い割合を占めますが、水力発電、風力発電、太陽光発電などの再生可能エネルギーの比率も上昇しています。
 中国はエネルギーインフラの整備に巨額の投資を行っており、世界最大規模の送電網やパイプライン網を構築しています。

● 送電網:中国は世界最大規模の送電網を構築しており、東西送電プロジェクトや南水北調プロジェクトなどの大規模なインフラプロジェクトを進めています。
● パイプライン網:中国は国内外の天然ガス田を結ぶパイプライン網を構築しており、中央アジアやロシアからの天然ガス輸入を拡大しています。
 

 しかし、中国はエネルギー安全保障面で、エネルギー資源の多くを輸入に頼っており、エネルギー安全保障上のリスクを抱えています。
 

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執筆者について

新井 一彦

経歴 C&J 代表
化学系企業にてバイオテクノロジーを利用した医薬品の探索、開発研究に従事。その後、開発医薬品(無菌製剤)の製造工場立上げに製造管理者として関わりGMP組織体制、基本構想を構築した。
平成17年の改正薬事法完全施行に合わせ、新たに製造販売業を取得するため某ジェネリックメーカーの設立に関与。取締役信頼性保証本部長として総括製造販売責任者の責務を担った。
現在、C&J 代表として、講演、執筆、国内外のGMPコンサル業務活動を推進。
※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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