【最近のウォーニングレター】ASTROM通信<168号>
株式会社プロス発行のメールマガジン『ASTROM通信』のバックナンバーより記事を抜粋し、一部改編をしたものを掲載いたします。
本稿は【2019.4.15】に発行されたものです。
記事の原著は、こちらでご確認下さい。 ASTROM通信バックナンバー
こんにちは
ASTROM通信担当の橋本奈央子です。
さて、今回も、FDA(米国食品医薬品局)の製造品質局から、製
ウォーニングレターに挙げられている指摘内容には、どこの会社様
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最近のウォーニングレターの概要
注:文中のXXはウォーニングレターでマスキングされている文言
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■WL:320-19-13 インドの製造所の査察(2018/7/30~2018/8/3)
1.貴社は医薬品の安定性を評価し、適切な保管条件や使用期限を
この文書への回答の中で以下の情報を提出せよ。
・安定性プログラムの妥当性を保証するめの包括的で独立したアセ
・予防処置(CAPA)の計画
貴社のCAPAの計画には、これに限定されないが、以下の情報を
○貴社の安定性プログラムについて述べた修正された標準操作手順
○方法を含む安定性の情報
○出荷許可前の容器の密閉システムを保証するための製品の安定性
○保管期間が正当であるか判断するために製品の代表ロットが毎年
○各工程で試験される指定された特性
・使用期限内にあるアメリカ市場内の製品の安定性に関する回顧的
これらの医薬品が、それらが持つとされている品質特性が使用期間
2.貴社の品質管理部門は、貴社で製造した医薬品が、それらが持
A)貴社は医薬品の製造工程を適切にバリデートすることを怠った
・ロット全体の均質性の適切な証明(例:特定の場所にあるXXの
・貴社のXXの充填作業の適切なバリデーション
プロセスバリデーションの目的は、工程が一貫して質の高い製品を
貴社は回答の中で、均質性と均一性の試験に関する新しい手順を開
この文書への回答の中で以下の情報を提出せよ。
・貴社の現在の管理状態を判断しバリデーションの不備を確認する
貴社のCAPAの計画を含めよ。
・製造や包装工程で一貫して適切な製造の基準やパラメータを満た
・不十分なバリデーションの影響を受けた、使用期限内にあるアメ
B)貴社のXXシステムの適切な設計と管理が欠けいてた。我々査
貴社は回答の中で、SOPはサンプリングの頻度を含むよう改訂さ
この文書への回答の中で以下の情報を提出せよ。
・貴社のXXシステムの設計、管理、維持に関する包括的で独立し
・XXシステムの設計、管理、維持の修正に関する包括的なCAP
・貴社の各製品の使用目的に応じてXXを製造するこのシステムを
・貴社のXXシステムのバリデーション報告
システムの設計に対して行われた改善と、継続的な管理と維持のた
・使用期限内のアメリカに販売された全ての製品のロットの品質に
もし不備がみつかれは、貴社がとろうとしている、顧客への通知や
3.貴社は、装置の洗浄とメンテナンスに関する文書化された手順
貴社の製造装置に関する洗浄バリデーションのプログラムは不十分
例えば、2014年1月29日付の報告APPL/CVPD/01
しかし、報告は、XXppmの許容基準より高い化学物質の存在を
貴社は回答の中で、新しいシステムと容器の洗浄手順をバリデート
この文書への回答の中で以下の情報を提出せよ。
・複数の製品の製造に使用される製造装置の洗浄手順、訓練、バリ
・洗浄手順が効果的であることを保証するための、貴社の洗浄バリ
・最悪のケースの状態を取り込んだ洗浄バリデーションの手順の改
サマリには、これに限定されないが以下の情報を含めるべきである
○最高の毒性の医薬品の評価
○洗浄溶剤の中で最低の溶解度の医薬品の評価
○洗浄を難しくする特性を持った医薬品の評価
○洗浄が最も難しい場所の装置の拭き取り
・新しい製品、工程、装置に関する洗浄手順の検証やバリデーショ
ことを保証する最新のSOPのサマリ
・貴社の不十分な洗浄プログラムの影響を受けた、使用期限内にあ
●品質部門の権限
この文書内の重大な調査結果は、貴社の品質部門がその権限と責任
●CGMPコンサルタントの推奨
我々が貴社で確認した違反の性質に基づき、我々は、貴社の作業を
※未承認新薬、虚偽表示に関する指摘の文章は省略します。
●結論
この文書で挙げた違反は、包括的なリストではない。貴社には、こ
貴社が全ての違反を完全に解決し、我々がCGMPの遵守を確認す
出典: https://www.fda.gov/ICECI/Enfo
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