【改正PIC/S GMPガイドライン アネックス11】ASTROM通信<27号>より

2013/11/21 製造(GMDP)


株式会社プロス発行のメールマガジン『ASTROM通信』のバックナンバーより記事を抜粋し、一部改編をしたものを掲載いたします。
 
本稿は【2013.06.01】に発行されたものです。
記事の原著は、こちらでご確認下さい。 ASTROM通信バックナンバー
 
 
こんにちは
ASTROM通信担当の橋本奈央子です。
 
すっきりしない天気が続いていますが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
 
さて、最近急に、いろいろな製薬会社様から、コンピュータシステムのPIC/S対応のご相談をお受けするようになってきました。
2013年3月28日発出の事務連絡"「PIC/SのGMPガイドラインを活用する際の考え方について」 の一部改正について"(厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課)の影響もあるのだと思います。
 
そこで本日は、今回改正されたコンピュータ化システムに関するPIC/S GMPガイドラインのアネックス11について取り上げたいと思います。
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2013年3月28日の事務連絡発出の経緯
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
厚労省のPIC/S加盟準備の一貫として、2012年2月1日に医薬食品局監視指導・麻薬対策課より、事務連絡「PIC/SのGMPガイドラインを活用する際の考え方について」が発出されました。
 
ところが2013年の1月1日に、ヨーロッパのPIC/Sが、そのPIC/SのGMPガイドラインの下記5件を改訂しました。
PIC/S GMPガイドライン パート1(第4章):文書化
PIC/S GMPガイドライン アネックス6 :医療用ガスの製造
PIC/S GMPガイドライン アネックス7 :植物性医薬品の製造
PIC/S GMPガイドライン アネックス11 :コンピュータ化システム
PIC/S GMPガイドライン アネックス13:治験薬の製造
 
そこで、PIC/Sとの整合性を図るために、2013年3月28日に前回の事務連絡の改正が行われました。

6ページ中 1ページ目

執筆者について

橋本 奈央子

経歴 株式会社プロス CSマネージャ
製薬企業向け生産管理システムの導入、バリデーション作業に従事。
コンピュータ化システムバリデーションにマンパワーをかけられない中小の製薬企業にて、バリデーション作業支援を実施。
規制当局のサイト等から、最新の規制動向や指摘事例を収集し、月2回ASTROM通信にてご提供。
※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

連載記事

99件中 1-3件目

コメント

この記事へのコメントはありません。

セミナー

2025年5月30日(金)10:00-16:30

バイオ医薬品の開発とCMC戦略

2025年6月16日(月)10:30-16:30~2025年6月17日(火)10:30-16:30

門外漢のためのGMP超入門

2025年9月10日 (水) ~ 9月12日 (金)

GMP Auditor育成プログラム第20期

CM Plusサービス一覧

※CM Plusホームページにリンクされます

関連サイト

株式会社シーエムプラス

本サイトの運営会社。ライフサイエンス産業を始めとする幅広い産業分野で、エンジニアリング、コンサルティング、教育支援、マッチングサービスを提供しています。

ライフサイエンス企業情報プラットフォーム

ライフサイエンス業界におけるサプライチェーン各社が提供する製品・サービス情報を閲覧、発信できる専門ポータルサイトです。最新情報を様々な方法で入手頂けます。

海外工場建設情報プラットフォーム

海外の工場建設をお考えですか?ベトナム、タイ、インドネシアなどアジアを中心とした各国の建設物価、賃金情報、工業団地、建設許可手続きなど、役立つ情報がここにあります。

※関連サイトにリンクされます