【第2回】米国横断ドライブ旅行記2024

はじめに
 9月も半ばを過ぎましたが、いつまでも暑いですね。米国の中部から東海岸では6月でも日中は30℃を超える毎日でしたが、それと比べても日本の‘ながーい夏’の猛暑は老体にこたえます。今回から横断旅行の実際についてお話させていただきたいとおもいます。

1.出発~空港到着
 出発日が5月29日夕刻、帰国日は6月28日と現地では29泊30日となっていたので、通信手段として必要なeSIMは、ある会社が提供する短期プランの最長30日間プラン(米国内での通話は使い放題、20GBまで使用可)を予約しました。出発日午前中に開通案内メールが送付されて来たので、出発前に自宅でダウンロードを終えることができました。

 荷物はスーツケース大、中の2つでいずれもエコノミーの制限23kg以下(大はぎりぎりでした…)に収めることができました。日本食はレンチンのご飯を5食分とフリーズドライのお味噌汁4食分のみで、衣類が大半を占めました。気温予想は西海岸や中央山間部での最低気温が12℃、中間部や東海岸では30℃を超える日が多いという予想もあり、真夏の服装と初冬の時期の服装を両方持っていく必要がありました。上着は寝間着も兼ねたTシャツが中心で、下はワークマンで購入した山登り用の軽量ズボンを3つ、さらにプラスして短パン1枚、ジーンズを2枚にしました。軽量ズボンは安くて履き心地良好で、貴重品をすべてポケットに入れ、旅行時にカバンを手に持たない習慣の筆者にとっては、ファスナー付きであることが必須で、とても役立ちました。一方、短パンはもう少し持って行けばと猛暑が続いた中部、東海岸で後悔することになりました。履物はサンダルと運動靴の2本立てとしました。30日も滞在するので、現地での衣類の洗濯のため、洗剤(粉)も10回程度小分けし持参しました。

 関空からサンフランシスコ国際空港までの飛行時間は9時間20分で、ほぼ予定通り現地時間の午前11:15に到着しました。到着後真っ先にしたのは家内分も含めて2台のiPhoneの接続ですが、入国審査待ちの合間にマニュアル通り簡単に接続できました。これで、電話、ネット、Lineなど米国内外との通信手段が確保できたので一安心で、その次は、いよいよ空港内でのレンタカーのピックアップです。モノレールでターミナル間移動し、Hertzの受付で、日本で事前に予約・印刷したVoucherと国際免許、日本の免許証とクレジットカードを提出し、スーツケース2つを見せて、これらがきちっとトランクルームに収納できるかどうかを担当者に確認してもらいました。荷物の1部が後部座席に置かれ外部から見える状態にするのは、盗難を誘発する原因になるからです。窓口で提案された車は、既走行距離が約40,000kmで、2021年製だったので比較的新しく、日産のALTIMA車に即決しました(写真1)。サンフランシスコで借りたにも関わらず、No.プレート登録はマサチューセッツでしたが、国内であらゆる州にまたがって、移動、乗り捨てされていることがよく理解できました。同車も含めリストに載っている多くの車にはNavigationシステムが搭載されていませんでしたが、搭載車(一部のみ)はコストが跳ね上がること並びにiPhoneのGoogle Navigationのフル活用を想定していたこともあり、選択はしませんでした。保険は障害保険、車両保険に加え、対人・対物はフルカバーに、トラブル時のレスキュー保険も追加しました。結局この旅行で最もコストがかかったのが、このレンタカー代で、合計49万円となりました。本旅行で実際にかかった総コストと内訳概要を下記に記載します。想定より随分倹約したなあというのが実感ですが、マイレージ活用により航空券の費用が圧倒的に安いことが最大の理由です。

・総コスト:185万円
・内訳:レンタカー:49万円(車代:29万円、保険代:20万円)、モーテル:45万円、食費:34万円、航空券:13万円(マイレージ活用のため燃油サーチャージのみ)、ガソリン:9万円、高速Toll Fee・駐車場:7万円、その他:28万円
写真1 出発前、レンタカーと一緒に
(2024.5.29サンフランシスコ空港にて)

 

 

 

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