エッセイ:エイジング話【第65回】
RMMをWFI測定1
RMMを使いBio particle値により無菌管理が前提であるWFIを監視する取り組みは、当初困難が予想されました。大袈裟に言うと、思い切って膜に依るWFI測定へ挑戦した体験を踏まえ、RMMをWFIを連続監視するツールと位置付け考察します。
蒸留水とUF-WFIについて水質が同等なのか異なるのか?かねてから興味を抱いており、この比較検討へ関係する4社からご賛同を貰い、「2つのWFI製造法の水質比較」と題しクリーンテクノロジー (日本工業出版発刊) 誌上に2024年5月号から連載し、比較データを7月号に掲載しました。ご一読ください。ここでも追って触れる予定です。
ちなみに、この水質比較に使ったRMMには2つ意味があります。① Rapid Microbiological Method ② Remote Monitoring and Management であり、①は微生物を培養してカウントする方法に比べ速やかに測定できることが強調されます。②はリモート操作で予め目論んだ想定値が得られたかを確かめるが強調されます。どちらも重要な視点ですがWFI管理では②を重視すべきと考えています。
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