経歴 布目技術士事務所 技術士 衛生工学部門:水質管理 1972年栗田工業(株)入社、1992年野村マイクロ・サイエンス(株)入社。2011年布目技術士事務所(製薬用水コンサルタント)開設。製薬用水のスペシャリスト。
2024/05/10 AD 施設・設備・エンジニアリング
再び自粛。
エッセイ:エイジング話【第63回】
再び自粛 自民党派閥内の政治資金をめぐる問題を受け岸田総理大臣は、「派閥の政治資金パーティを当面は自粛するよう指示した。」と2023年12月7日に報道がありました。政治資金パーティの金銭授与是非を問いませんが、身の回りに起こった自粛について考えます。 エイジング話第35回でノーベル物理学賞を受賞され
2024/04/05 AD 施設・設備・エンジニアリング
蒸留水からの異物検出。
エッセイ:エイジング話【第62回】
蒸留水からの異物検出 蒸留水から異物が「ときたま検出され困っている」と相談を受けました。製造・品質管理部門の当事者間で対応されたが改善されず、当事者がセミナーへ参加された折に相談を受けました。 困っている内容を聞くと、薬局方に規定される注射用水として水質逸脱に至らず、この問題を工場内で取り上げるか悩
2024/03/15 AD 施設・設備・エンジニアリング
量と質
エッセイ:エイジング話【第61回】
量と質 医薬品は品質の良いものを継続して供給する義務があります。この義務はそう簡単に運ばないのが常です。特に、少量生産から大規模なロット生産へ移る過程において、クリアしなければならいポイントが幾つかあります。 半ダースの湯呑なら、同寸法・同じ色調で作る自信ありですが、100個注文受けたら5~6個は寸
2024/02/02 AD 施設・設備・エンジニアリング
きらいなもの
エッセイ:エイジング話【第60回】
きらいなもの きらいものに団体(だんたい)があります。宗教は無くてはならない存在だと認識しますが、こと宗教団体は平和な生活を人が営むに、支障をきたす出来事を起こしたことを歴史から知りました。 宗教団体どおしの軋轢(あつれき)は抗争へ進み戦争へ至りました。現在も、神に対する考えの相違が発端となり国家間
2024/01/05 AD 施設・設備・エンジニアリング
稀な体験と稀な微粒子
エッセイ:エイジング話【第59回】
稀な体験と稀な微粒子 まさかの体験をしました。和歌山県に上陸した大型台風7号が去った翌日になる、2023年8月16日の朝に起こった前代未聞な体験です。前日の8月15日は、東海道新幹線が始発から終日運転見合わせる発表が8月14日にあり、止む無く京都滞在を一日延期しました。 指定券の日付変更は最寄りJR
2023/12/08 AD 施設・設備・エンジニアリング
2つの視点から見た蒸留水(その3)。
エッセイ:エイジング話【第58回】
2つの視点 -その3- これまで、関西・関東の私鉄で乗客への対応の違い、中古車販売会社不祥事報道で明らかになった供給者側視点を取り上げました。いよいよ今回は、WFI製造での装置供給者側視点へ踏み込みます。 外国産・国産を問わず蒸留器は、性能を監視するが如くインライン式導電率計を装備しています。インラ
2023/11/10 AD 施設・設備・エンジニアリング
2つの視点から見た蒸留水(その2)。
エッセイ:エイジング話【第57回】
2つの視点 -その2- どこよりも高く買い安く売るというラジオコマーシャルを聞き、顧客側重視に立った中古車販売会社かと思っていました。ところが、2023年7月になって発覚した不祥事をTV報道から聞くと、そうでは無いことが次々と明らかになりました。 昭和の時代に不動産仲介会社では、よくおとり広告という
2023/10/20 AD 施設・設備・エンジニアリング
2つの視点から見た蒸留水。
エッセイ:エイジング話【第56回】
2つの視点から見た蒸留水-その1- 勤めて1年が経った頃に、業務を一元化する会社方針から大阪設計が無くなり東京へ転勤となりました。それまでは東西二本社制を引いており、東京の設計は海外からの導入技術を広める視点から設計を進めるのに対し、大阪の設計はユーザー要求を実現する視点から設計を進めました。 ユー
2023/09/29 AD 施設・設備・エンジニアリング
スキルに走ると!
エッセイ:エイジング話【第55回】
スキルに走ると! スキルに走ると感動させられない!と訊きます。技巧は極められると見る人を圧倒させる迫力があります。非の打ち所がなく、これでもかと言わんばかり、細かく揃った完璧な技巧から生まれた作品は、鑑賞を越え観る人に対しある種の迫力と緊張感を与えます。 スキルを鍛錬することはモノつくりで必須な姿勢
2023/08/18 AD 施設・設備・エンジニアリング
できる限り近づく。
エッセイ:エイジング話【第54回】
できる限り近づく 痛たまれない事故が続きます。2023年5月に神奈川県相模原市にて信号のある交差点で自転車の学童がトラックにひかれました。トラックの運転手(50歳代)は左折しようとし、歩道を直進する自転車を発見できなかったとニュースが伝えました。 左折車に対して、大人の歩行者も時々怖い体験をします。