製薬用水の基礎知識【第4回(最終回)】設備の設計と留意点

2013/04/01 施設・設備・エンジニアリング

1. どこで、どのように、どの程度使用するのか
 
 今回は、製薬用水設備の設計についてご説明したいと思います。
 
 薬づくりにおける、製薬用水の用途は様々です。製品の仕込み水として原料の一部となることもあれば、使用済みの装置や器具の洗浄や滅菌、部屋によっては掃除用に使用されることもあります。このように製薬用水の使用箇所(ユースポイント)は製造所全体に数多く存在するため、設計に際しては、どこで、どのような目的で、どの程度の製薬用水を使用するのか把握する必要があります。つまり、製造所全体の運用をよく理解することが求められるのです。
 

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執筆者について

田原 繁広

経歴

CM Plus Singapore Pte.Ltd.取締役。
CM Plus Vietnam Co., Ltd. 取締役会長。
1982年大手エンジニアリング会社入社。海外の石油精製/LNG基地のプロセス設計、試運転に従事後、国内の医薬品製造設備を始めとする生産設備のマネジメントを担当。その他、医薬製剤工場のGMP診断・コンサルタント業務など多数経験。2008年3月株式会社シーエムプラスに入社。2008年7月より取締役。2014年2月よりCM Plus Singapore Pte.Ltd.代表取締役社長。2015年7月より、CM Plus Vietnam Co., Ltd. 代表取締役社長兼務。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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