「アヘマ2012とヨーロッパ最新医薬品工場視察」参加レポート

はじめに
 化学工学会関西支部では1992年から『医薬品に関わるGMPの最新動向』について講演会と工場見学会を開催している。その一環として1996年から3年に一度フランクフルト(ドイツ)で開催されるACHEMA(通称アヘマ、世界化学装置展示会)に参加団を送っているが、アヘマ2012の視察を兼ねてヨーロッパの製薬企業を訪問するツアーの募集が今回もあり、GMP Platformからも参加した。何名の参加者があるか当初不明であったが最終的に定員をはるかに超える30名余りの参加者があると聞き、製薬に関わる我が国の技術者の関心を改めて知った。訪問会社の交渉及びツアー全般については関西支部GMPワーキンググループに所属していた元武田薬品生産技術研究所の日置高夫氏が主に交渉にあたったと伺った。日置氏も同行し会社視察にあたりお世話になった。
 今回訪問した企業はドイツの『Bayer AG Werk』、オーストリアの『Boehringer Ingelheim Regional Center』及び同じくオーストリアの『Octapharma』の3社であり、6月17日出発~6月24日帰国の6泊8日のスケジュールであった。訪問会社はいずれも世界的に知れ渡った一流企業であり、それぞれ有益な情報を得ることができた。
 

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