【第9回】ハラルの基礎とハラル認証、イスラム教徒マーケット分析

急成長する南西アジア市場を掴め‼ハラル認証の有効性とリスク管理

こんにちは、ハラル・ジャパン協会広報部です。まだまだ暑さが厳しい時期ですが、暦の上では「秋」ですね。最近は熱帯地域のような酷暑にゲリラ豪雨に、台風といった気象の変化が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

さて今回は、ハラル認証の重要性と戦略をテーマに、南西アジア市場に焦点を当てて解説していきます。
急速に発展する南西アジア市場は、次のイスラム市場のビッグマーケットとして注目されています。この市場においてハラル認証がどのような意味を持つのかを理解することは、ビジネス成功への第一歩です。この記事では、南西アジアでのハラル認証の有効性とその影響について考察します。

南西アジアは次のイスラム市場のビッグマーケット!
みなさんはイスラム市場において、ハラル認証があると輸出に有利な国と無くても問題のない国があることをご存じでしょうか。もちろん、バイヤーがハラル認証を求めなければ商品を買ってもらえるわけですが、後で必要になって取得する場合も多く、認証費用は高額な場合もあるのであらかじめリサーチしておくとよいでしょう。

現在、主要なマーケットとなっているのは東南アジアのマレーシア、シンガポール、インドネシアです。この3つの国を筆頭に、タイ、ベトナム、フィリピンでも、ハラル認証がバイヤー商談において有効と考えられ、ハラル認証が輸出・進出に重要な要素となっています。

そして次に注目されているビッグマーケットが、インド、バングラデシュ、パキスタンなどの南西アジアです。この市場が注目されているのには、いくつかの理由があります。

まず、1つ目の理由はイスラム教徒の人口が圧倒的に増加している点です。インドには現在約2億人、バングラデシュには約1.5億人、パキスタンには約2.4億人のイスラム教徒がいて、3か国の合計だけでも約6億人に達する勢いです。

2つ目の理由は、平均年齢が若く労働人口が多いため、経済の循環に期待できる点です。既に成熟しきった先進国の経済に比べ、持続的な経済成長が期待できる豊かな土壌が整っている国々と言えます。

3つ目の理由は、これらの国々が親日的であり、ビジネスにおいてもアドバンテージがある点です。日本と南西アジアの国々は、長年にわたり友好関係を築いてきた実績があります。

 

 

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