製薬会社MRとは一体何か?【第17回】

とあるMRの1日のスケジュール「何をしているの?」

GMP Platformに17回目の記載となります。

塩野義製薬MR→コントラクトMRからヘルステック企業を経て起業し、現在はYou Tubeチャンネル(にしまファーマ) を運営しながら、医療系人材紹介会社を経営しております。

バリバリの営業イメージを持たれているMRですが、実際のところどんな一日を過ごしているのでしょうか?身近にMRの知り合いがいても体験しないとイメージがわきにくいかもしれません。開業医や基幹病院を担当していた際の1日のルーティーンをご紹介します。

<起床~出発>
朝は大体7時頃に起床、準備をして8時前には自宅を出発し、医薬品卸に向かいます。家の近くの駐車場に営業車をとめるため、営業所に寄らず直行で向かいます。
前日に付き合いで遅くまで飲んで体がしんどい・・という日もありますが、飲んだ次の日こそ遅刻するなという新人時代の指導を思い出して気合を入れて起床します。思い返すと営業活動は監視されにくいからこそ、自己管理が重要で、信頼されない行動はとらないように・・というメッセージだったと感じます。社内・社外問わずいつもピシっと働いているなあというMRさんとお話すると朝仕事に行く前にランニングしている、缶コーヒーを飲みながら朝刊を読むなどルーティーンを持っている方が多いように感じました。ルーティーンのある生活に憧れつつも、朝は元気に出発することを小さな目標に営業車で出発します。

<医薬品卸に訪問>
毎日2~3件ほど訪問して、担当のMS(医薬品卸販売担当者:医薬品卸売会社の営業職。施設への情報提供や価格交渉を対応される)に挨拶をして、情報交換をします。医師や薬局の情報、製品の反応、競業メーカーの同行などについてお話します。MSが強い施設には、勉強会のセッティングや同行をお願いし、新薬採用の際にはその特約店から購入される機会が提供できるようWin-Winの関係を構築します。より良好な関係を構築するために、定期的に所長や先輩と待ち合わせて挨拶回りをしたりすることもあります。
医薬品卸にいると、他社メーカーの友達に会って雑談したり、お互い同行した新人を紹介したりと交流の場になったりしていました。
9時過ぎにはMSさんは納品などで出発するため、その後面談までは内勤業務をします。

<内勤業務>
10時~11時の間でメールや日報、アポイント取得、営業資料の作成を行います。時間があるときは報連相談もかねて営業所に戻りますが、忙しいときは営業所や近くのカフェで作業を行いました。この時間以外にも空き時間には内勤作業を少しずつするようにしていました。特に日報については、1日も何件も訪問するため、後でまとめて作業となると何を話したっけ?現象が発生するのでその日に完結するように心掛けました。また、この時間にその日訪問先で紹介する資料を確認したり、話す内容をイメージしたりと面談準備を行いました。

 

 

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