【第8回】ハラルの基礎とハラル認証、イスラム教徒マーケット分析

ゼロ円ではじめるハラルビジネス

こんにちは、ハラル・ジャパン協会広報部です。今月から川本に引き継ぎ、現在GMP Platformで連載中の「ハラルの基礎とイスラム教徒マーケット分析」は、広報部が担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
連日猛暑が続いておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。外出する気力も失い、クーラーの効いた部屋でパリ五輪を観戦しているという方も多いのではないでしょうか。五輪といえば、スケートボードで金メダルを獲得した堀米雄斗選手の大逆転劇は素晴らしかったですね。パリでも熱波が話題になっていますが、どんなに厳しい状況の中でもベストを尽くして競技に臨むアスリートたちの鍛えられた肉体と精神力には、改めて感心させられます。彼らの姿を見ているだけで感動と元気をもらい、とても嬉しく感じています。

さて、今回は「ゼロ円ではじめるハラルビジネス」をお届けします。こちらではインバウンド向けの内容をメインに、ハラルビジネスのはじめかたを解説していきたいと思います。
長かったコロナ時代が終わり、インバウンドは復活ののろしが上がっています。日本政府観光局の発表によると、上半期の訪日外国人数は1778万人で過去最高を更新し、2019年上半期を100万人上回る史上最高ペースとなっているそうです。円安も追い風となり、日本は安くてお得感満載な旅行先として人気が高まっています。また、英旅行保険会社インシュアランス・ゴーのレポートによると、世界の「また行きたい国」ランキングで日本が1位にランクインしたそうです。これを見ると、インバウンドが完全に回復し、国内の旅行支援策も盛り上がっているように見えますが、まだその恩恵を受けていない企業や飲食店、お土産屋、宿泊施設も多いのではないでしょうか。

最近、「ハラル認証を取得したい」と駆け込みでハラルを学ぶ事業者が増えていますが、その前に誰でも簡単に無料でできるハラルビジネスがあることをご存じでしょうか?
それは、原材料の「棚卸し」を行うことです。
たとえば、自社製品のお土産をよく調べてみたら、原材料が「動物性不使用・畜肉フリー」であった。さらに「ヴィーガン(ベジタリアン)」にも対応していた。ということが意外とよくあります。つまり、外国人に選ばれるポイントとなる表示をしてこなかったために、売れる可能性を見逃していたというケースが考えられます。

 

 

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