【第1回】製薬業界におけるDX推進とペーパーレス化

2024/05/31 製造システム

DX推進の動き~新規システム導入編~について。

初めまして。Re:Volta(リヴォルタ)の川野剛志と申します。
現在、リソース不足や多くの課題により社内のシステム化が進んでいない製薬・医療機器業界の企業様に対して、ソフトウェア導入支援サービスを提供しております。

この度、「GMP Platform」では、以下の内容を連載していきます。

  • 製薬業界におけるDX推進の動向とその解説
  • ペーパーレス化の成功事例・失敗事例とその解説

特にお伝えしたいのは、成功パターンは一つではなく、企業の文化、規模、事業内容によって多くのパターンが存在するということです。同じ手法でも企業によっては失敗するケースもあります。

今回の連載では、これまでお客様から伺った「現場の声」をもとに、さまざまな事例をご紹介いたします。これにより、自社に合った手法を見つけ、少しでも皆様のシステム化のヒントになれば幸いです。どうぞよろしくお願いします。
それでは、第1回目のテーマは「DX推進の動き~新規システム導入編~」です。


1.はじめに

DX(デジタルトランスフォーメーション)については多くのサイトに詳細が記載されていますのでここでは割愛いたしますが、経済産業省はDXを以下のように定義しています。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」※引用:「デジタルガバナンス・コード2.0」

DXとは、データとデジタル技術を用いて製品の生産コスト削減や品質向上、ビジネスや業務、企業文化等の変革を実現し、競争力の獲得・強化を目的としています。
これまで紙で作成していた文書や記録をデジタル化して共有することもDX実現の一歩であり、デジタル技術を活用して業務効率化やコスト削減を目指してシステム導入を検討されている企業様も多いかと思います。


 

 

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執筆者について

川野 剛志

経歴

Re:Volta(リヴォルタ) 代表

独立系IT企業に新卒入社し、医薬品・医療機器業界向けの自社パッケージソフト導入のコンサルティング営業を担当。
その後、大手メーカーのグループ会社へ転職し、医薬品業界の専属営業を担当する。
8年間にわたり、医薬品・医療機器業界のお客様に対して提案活動を展開。
2024年3月より企業の文化や人員不足による業務の圧迫など多岐にわたる課題に直面しているお客様へ最適な形で提案できるソフトウェア導入支援サービスの独立事業を開始。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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