【第1回】製薬業界におけるDX推進とペーパーレス化
初めまして。Re:Volta(リヴォルタ)の川野剛志と申します。
現在、リソース不足や多くの課題により社内のシステム化が進んでいない製薬・医療機器業界の企業様に対して、ソフトウェア導入支援サービスを提供しております。
この度、「GMP Platform」では、以下の内容を連載していきます。
- 製薬業界におけるDX推進の動向とその解説
- ペーパーレス化の成功事例・失敗事例とその解説
特にお伝えしたいのは、成功パターンは一つではなく、企業の文化、規模、事業内容によって多くのパターンが存在するということです。同じ手法でも企業によっては失敗するケースもあります。
今回の連載では、これまでお客様から伺った「現場の声」をもとに、さまざまな事例をご紹介いたします。これにより、自社に合った手法を見つけ、少しでも皆様のシステム化のヒントになれば幸いです。どうぞよろしくお願いします。
それでは、第1回目のテーマは「DX推進の動き~新規システム導入編~」です。
1.はじめに
DX(デジタルトランスフォーメーション)については多くのサイトに詳細が記載されていますのでここでは割愛いたしますが、経済産業省はDXを以下のように定義しています。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」※引用:「デジタルガバナンス・コード2.0」
DXとは、データとデジタル技術を用いて製品の生産コスト削減や品質向上、ビジネスや業務、企業文化等の変革を実現し、競争力の獲得・強化を目的としています。
これまで紙で作成していた文書や記録をデジタル化して共有することもDX実現の一歩であり、デジタル技術を活用して業務効率化やコスト削減を目指してシステム導入を検討されている企業様も多いかと思います。
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