製薬会社MRとは一体何か?【第11回】

【え、いいんですか?】MRやっててラッキーだったこと

GMP Platformに11回目の記載となります。
MR→コントラクトMRからヘルステック企業を経て起業し、現在はYou Tubeチャンネル ( にしまファーマ ) を運営しながら、医療系人材紹介会社を経営しております。

今回は私自身、MRをしていて「ウマい」思いをしたエピソードをご紹介します。

それでは、3つ紹介してみます。

1.経営者とのコネクション
MRの顧客は医療従事者なので、必然的にクリニックや薬局の経営層と接点を持つ機会が非常に多いです。

1サラリーマンとしてボーっと仕事をしていると気付きにくいですが、実はめちゃめちゃ役得です。こんなオイシイ環境、欲しくてもなかなか得られるものではありません。

◎仕事を変えてもビジネスチャンスに繋がる
MRからすると、処方を伸ばすという目的のために顧客と関係性を構築するわけですが、例えば転職した場合にこのコネクションが活きる場合があります。

例えば私のケースだと、MRからヘルステック企業に転職しましたが、この時の商材を拡げる際に、MR時代の先生方にとても助けてもらえたんですね。

直接のお客様になって下さることは勿論、ご紹介や業界からやや距離ができたことでキャッチアップしきれなくなった業界の潮流などを聞かせてもらえたり。
MRの仕事がまさかここまで財産になるとは、当時は全く想定していませんでした。

勿論、転職でなくとも部署異動などで中に入ることもあるでしょう。
そのような場合にも、過去お世話になった先生方が今業務に必要な情報や知見を提供して下さるケースは多いかと思います。

◎視座が上がりやすい
これは「経営目線の話を聞かせてもらえる」機会が必然的に多くなる、という環境に拠るものです。
医師や薬剤師には色々なタイプの先生がいますが、臨床より経営でバキバキな方が一定おられます。

仕事に対してはキビシイ目で見られますし、好き嫌いをハッキリ表現されるので怒られることも多く、MRから避けられている施設も多かったです。

経営層の方々からロジカルにぶつけられ、上司に相談・社内にフィードバックする機会が多いと自然と「顧客視点」が他のMRより身に付いている実感が得られると思います。

 

2.同伴出張がボーナスすぎる
KOLや影響力のある医師を担当していると、ラッキーなことがあります。
全国講演会やシンポジウム同行ですね。

年間を通して、全国で様々なメーカー主催の講演会などが開催されていますが、この演者や参加者を担当していると、そちらに同伴する機会がよくあります。

遠方だと九州行脚になったりスポットで宿泊出張もちょこちょこ発生します。
これがウマかったですね、真っ当な理由で全国色々な所に行かせてもらいました。

MRは他業界に比べて、異常に同期の仲が良いです。
なので、出張先エリアには大抵友人がいます。

日中は担当医師のアテンド、終業後は出張先を楽しむ。
出張先の同僚からは感謝されるし、同期と会えるし、各地方を知れるし、出張手当も貰える。
本当に素敵な仕事。

 

 

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