【第4回】ハラルの基礎とハラル認証、イスラム教徒マーケット分析

2024/04/12 食品

ハラル認証取得について。

ハラル認証取得の基本を学ぶ【食品ハラルビジネス進化論~ハラル認証原料編】

 

ハラル認証が“いる”ハラルビジネス、“いらない”ハラルビジネス

こんにちは、ハラル・ジャパン協会の川本です。本稿を執筆しているのは3月下旬なのですが、暖かくなってきたと思ったら強い風が吹いて冬のような体感となったり、みなさんも体調の管理が難しい年になっているのではないかと思います。本連載の主題であるイスラム教の方々は、3月11日より約1か月間、日中に断食を行う「ラマダン」の時期です。日が暮れて暗くなると「イフタール」といって、みんなで集まって食事をとるという習慣があります。裕福な人もそうでない人も、食事をとらない時間が長ければ同じようにお腹が空きます。そういった意味で「みんな同じ=平等」という感覚が実感できる期間なのかもしれません。

新入社員として、または部署異動をして新しい仕事を始める人も、学習意欲が高いこの時期にハラルについてもぜひ興味を持って読んでいただければ嬉しく思います。

さて今回は「ハラル認証が“いる”ハラルビジネス、“いらない”ハラルビジネス」を解説していきます。ハラルビジネスに取り組むには大きく2通りの方法があります。一つはハラル(ハラール)認証を取得して対応する方法、もう一つはイスラム教やハラルなどをきちんと学び、原材料成分や扱い方で対応する(認証をとらない)方法です。今回はこのことについて具体的にお話していきます。

ハラル認証取得は「パスポート」⁈

ハラル認証が必要なハラルビジネスは、多くの輸出製品や製品原材料メーカー様が直面している、現在進行形の課題です。イスラム諸国のバイヤー等にハラル認証取得を要求され、指定のハラル認証を取得して、輸出を行うことが一般的です。日本では原材料メーカーのハラル認証取得はここからスタートしたといっても過言ではありません。

最近は高い経済成長の東南アジアのイスラム市場で、マレーシア、シンガポール、インドネシアを筆頭に、タイ、ベトナム、フィリピンからもハラル認証製品の引き合いが多いと思います。今後もこの傾向は続き、ハラル認証を取得しての輸出も増えますが、現地製造のために海外進出する企業も並行して増えていくと見ています。輸出するものか?現地で製造するものか?の種分けの時代に入ったと考えられます。

 

 

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執筆者について

川本 浩二

経歴

一般社団法人 ハラル・ジャパン協会 ハラルビジネスコンサルタント


略歴
大学(農学部農芸化学科)卒業後、食品メーカーに入社。数回食品業界内の企業に従事。

食品原材料・添加物の技術営業(増粘多糖類、香料など)
流通PB商品の開発および品質管理業務。クレーム対応やOEM工場の管理、PB商品開発の技術的部分のコントロールなどを行う。
食品業界誌、新聞の記者および編集。食品安全や分析なども取材範囲。
 

趣味は写真撮影、ボウリング、映画鑑賞など。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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