経歴 1980年第一製薬株式会社(現第一三共株式会社)入社。固形製剤の製剤研究に従事したのち、生産部門に移動。工場建設、本社生産物流企画、工場分社化、2007年旧三共株式会社との事業統合に伴う生産会社(第一三共プロファーマ株式会社)設立などを担当し、生産に関わるプロジェクトや生産戦略企画実行を数多く経験した。2007年同社取締役経営管理部長、平塚工場長。2014年北里第一三共ワクチン株式会社取締役副社長生産本部長歴任後、現在に至る。
2024/11/29 AD 品質システム
今回は「環境保全」について。
医薬品のモノづくりの歩み【第35回】
執筆者関連書籍「医薬品製造におけるモノづくりの原点と工場管理の実践」 医薬品の「モノづくり」と小集団活動(1) 今回から、また連載の内容が変わりまして、「モノづくり」と小集団活動について話をしていきたいと思います。 小集団活動とは、読者の皆さんもご承知のように、現場で起こる様々な問題や課題に対して、
2024/10/25 AD 品質システム
医薬品のモノづくりの歩み【第34回】
執筆者関連書籍「医薬品製造におけるモノづくりの原点と工場管理の実践」 安定操業の礎ともいうべき安全衛生と環境保全(2) 前回に続けて、今回は環境保全についてお話しします。 私たちの身のまわりには、プラスチックや合成洗剤、殺虫剤、医薬品、化粧品、農薬等、数多くの製品があふれていますが、これらはすべて様
2024/09/27 AD 品質システム
「安全衛生」と「環境保全」について。
医薬品のモノづくりの歩み【第33回】
執筆者関連書籍「医薬品製造におけるモノづくりの原点と工場管理の実践」 安定操業の礎ともいうべき安全衛生と環境保全(1) 本連載‶医薬品の「モノづくり」の歩み″では、これまで品質確保、安定供給、生産性向上の重要性について触れてきました。ここからは、話を少し変えて、医薬品に限らず、「モノづく
2024/08/30 AD 品質システム
固定費と変動費について。
医薬品のモノづくりの歩み【第32回】
執筆者関連書籍「医薬品製造におけるモノづくりの原点と工場管理の実践」 生産性を評価するための製造原価について(4) 今回は、製造原価にまつわる話で、良く耳にする固定費と変動費について触れたいと思います。 固定費とは、主として間接費のことですが、短期間では売上高や操業度の増減と関係なく一定に発生する費
2024/07/26 AD 品質システム
引き続き、標準原価を基準にした原価管理について。
医薬品のモノづくりの歩み【第31回】
執筆者関連書籍「医薬品製造におけるモノづくりの原点と工場管理の実践」 生産性を評価するための製造原価について(3) 今回も、標準原価を基準にした原価管理についてお話を続けます。 原価管理とは、前回の連載において、実際の製造で発生した原価と基準となる標準原価との間に生じた差の発生原因を調査して改善に結
2024/06/28 AD 品質システム
引き続き、生産性の程度を金額に換算して、企業利益にどの程度貢献しているかを評価する製造原価について。
医薬品のモノづくりの歩み【第30回】
執筆者関連書籍「医薬品製造におけるモノづくりの原点と工場管理の実践」 生産性を評価するための製造原価について(2) 損益計算書に見られる様に、企業が成長していくための利益は売上高から売上原価を引いた利益が源泉になります。 利益 = 売上高 ― 売上原価 従って、利益を上げるためには、売上高を上げ
2024/04/26 AD 品質システム
生産性の程度を金額に換算して、企業利益にどの程度貢献しているかを評価する製造原価について。
医薬品のモノづくりの歩み【第29回】
生産性を評価するための製造原価について(1) 前回まで、医薬品の「モノづくり」のパフォーマンスレベルを上げる上で、大切な取り組みとして生産性向上についてお話ししてきましたが、今回から、生産性の程度を金額に換算して、企業利益にどの程度貢献しているかを評価する製造原価について連載していきます。 一般的に
2024/03/29 AD 品質システム
生産性向上の取り組みのステップ3である間接費の削減と原価低減活動について。
医薬品のモノづくりの歩み【第28回】
「モノづくりカルチャー」と生産性(8) 今回は、工場における生産性向上の取り組みの最後のステップ3である間接費の削減と原価低減活動についてお話しします(図1の赤枠) 図1 工場で取り組まれる一般的な生産性向上のステップ ここでは間接業務の効率化や工場一体となった小集団活動の推進が主な取り組みになりま
2024/02/23 AD 品質システム
生産性向上の取り組みのステップ2の労働生産性について。
医薬品のモノづくりの歩み【第27回】
「モノづくりカルチャー」と生産性(7) 前回に引き続き、工場における生産性向上の取り組みのステップ2の労働生産性についてお話しします。 労働生産性は、設備生産性と同様、一般的に労働時間や従業員数など人に関わる投入資源に対して、どの程度の出来高が生み出されたかで評価されます。工場の労働生産性評価では、
2024/01/26 AD 品質システム
設備生産性と労働生産性について。
医薬品のモノづくりの歩み【第26回】
「モノづくりカルチャー」と生産性(6) 前回まで工場における生産性向上の取り組みのステップ1をお話ししてきましたが、今回からステップ2を紹介しましょう。(図1) ここでは、設備生産性と労働生産性についてです。 図1 工場で取り組まれる一般的な生産性向上のステップ まず、設備生産性の向上です。 設備に