PIC/S/書面調査により実地調査を減らせるか?

6/6付のECA/GMP Newsが「More Desktop Assessments - less Inspections?」と題するPIC/S関連の記事を掲載しています。
 
本ニュース記事を要約すれば、そのタイトル通り「書面調査により実地調査を減らせるか?」といったものです。
 
どこの国の規制当局も立入り調査は負担が大きく、手が回らないという実情の中での今後の対応方法として模索しているものと思われます。
 
PIC/S加盟国の場合は、それぞれの加盟規制当局の査察報告が共有されるものの、その報告書からの評価だけで「これで大丈夫」と出来るかという問題が付随します。
もし万が一の問題が生じれば、書面だけで判断した規制当局の在り方に疑義が持たれてしまうことになりかねません。
 
PIC/S加盟という形で、ある程度の“Country Risks”は減らせるでしょうか、だからと言って、「個々の製造所に問題ない」と言い切れるかと言えば、個人的にそれはかなり難しいと言わざるを得ないように思います。
なんせ、ホスト国以外は他所の国の製造所ということになりますので・・・
 
興味のある方は、下記URLのニュース記事をご参照ください。
https://www.gmp-compliance.org/gmp-news/more-desktop-assessments-less-inspections
 

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