【第4回】空調エンジニアって、エアコンをつけるだけじゃないよ
換気と全熱交換器
身近な家庭用空調設備を題材にした空調システム講座です。身近な設備を題材にすることで、自分事として日常生活にも応用していくことを狙います。
なお、分かり易さ並びに授業の雰囲気を表現しており、スラングな砕けた表現もありますことをご容赦ください。生徒役は、弊社GMP Platform の事務局(空調システムなどまったく知らない)です。
講師:今回は第4回で、『24時間換気と全熱交換器』というテーマです。
私の家は古くて24時間換気設備がないですが、みなさんの家にはついていますか。
生徒:自宅には付いているけど、親が住んでいる実家には付いていません。
講師:築年数が約20年以内だと24時間換気の設置が義務化されていて、それより古いとほとんど付いていないかな。(2024年時点)
というのは、当時はシックハウスが社会的問題となって、2003年に建築基準法の改正により、住宅に24時間常時換気が可能な機械換気設備の設置が義務付けられました。
実は、「24時間換気が家についていますか」という質問の裏には、築年数が20年以上か20年以内かを聞いていることに等しいのです。
生徒:24時間換気ついている?と聞くことはタブーだね。
講師:はい。そのタブーな質問はあまりしないでください。
住宅・建築を専門とする方には質問の意味合いが分かりますが、その他の方は気づかないでしょう。
生徒:シックハウスって、現在ではあまり聞かなくなりましたが、どうしてでしょうか。
コメント
/
/
/
コメント