製薬会社MRとは一体何か?【第6回】

コントラクトMRが主役の時代が到来する?
コントラクトMRが主役の時代が到来する?
GMP Platformに6回目の記載となります。
MR→コントラクトMRからヘルステック企業を経て独立し、現在は個人のYou Tubeチャンネル ( にしまファーマ ) を運営しております。
今回の連載では『コントラクトMR』に焦点を当てて、執筆させていただきます。
まず、コントラクトMRとは何か?という点ですが一言で「製薬会社に派遣されてMR活動をするMR」のことを指します。
コントラクトMRは、CSO(Contract Sales Organization)という医薬品の販売業務を受託している機関に雇用されています。
製薬企業と雇用契約を結んでいるわけではなく、製薬企業と派遣契約を結びコントラクトMRがMR活動に従事している状況です。
本連載では、このコントラクトMRが主役となり、今後活躍することが示唆されている点について触れていきます。
理由は様々な側面から「コントラクトMRを使いたい」という企業が増えているためです。
どのような側面からニーズが高まっているのかをお示しする前に、まずはコントラクトMRを取り巻く現状について整理します。
上記図は、2022年に日本CSO協会が出した国内CSO事業に関する実態調査-2021年より抜粋したデータです。
ご覧のように、現在コントラクトMRの全体の数は2021年時点で約3,500人程度、アウトソーシング率は6.4%となっています。
コントラクトMR全体の数自体は微増という状況ですが、注目いただきたいのは「CSO活用企業数」の点です。
現在は138社もの企業がCSOを使って営業活動を委託していることが分かりますね。
(上記グラフには、コントラクトMR以外にも医療機器、MSL、エデュケーション・ナースといった職種も含まれています。)
5年前の2016年時点では103社でしたが、右肩上がりに活用したい企業数が増えていることが分かりますね。
では、どのような側面からニーズが増加しているのか記載します。
2ページ中 1ページ目
コメント
/
/
/
この記事へのコメントはありません。
コメント