Quality Culture【第8回】

泥鰌掬いから学んだこと
 何も芸がありませんでした。ボランティア友だちが、“かっぽれ”を習い出しました。私も何かやりたいなと思っていた時、社会保険センターに「“泥鰌掬い”が始まります!」のポスターがありました。そこで早速ですが、申し込みをしました。泥鰌掬いは笑ってもらってなんぼです。泥鰌掬いを習って身についたことは、「笑われると笑った人は楽しい時間を持てた」、と思えるようになったことです。。そして皆が楽しんで貰えると、自分も楽しく感じるようになりました。それまでの私は笑われないようにしようとしていました。
 エーザイ美里工場(現在武州製薬)には1年しか在籍しませんでしたが、最後の異動者の挨拶の時、私は総務に私の番になったらこの“安来節“のテープを流して欲しいとお願いしました。
音楽が流れだすと食堂の後ろから私が泥鰌掬いの正装で泥鰌掬い特有の歩き方で前に行き、泥鰌掬いを踊りました。後で聞いた話ですが、安来節の音楽と私の踊りを見て「あの人誰?」「今度本社に部長で異動する人みたい」「えっ、大丈夫なの?」との会話があったそうです。それから美里工場行くと、たった1年しかいませんでしたが、「泥鰌掬いの人」と皆が覚えてくれました。
 習い事は資格や級/段があります。それを取ること、また級/段が一つでも上がることが目標になり、また楽しみになるので頑張ることもできます。泥鰌掬いの踊りは3級からあり、三段まで取得しました。

相田みつを作
雨の日は雨の中を 風の日は風の中を

 雨だと嫌だな、風が強いと嫌だなと思います。でもそんな中でも受け入れて淡々と過ごす心境を表されているのでしょう。
 砂漠地域では、雨の日は良い日だそうです。見る立場が違うと同じ雨でも気持ちは正反対です。

人生のトイレットペーパー
 人生において辛い時はあります。ある人が神様に「辛い時間を短く、楽しい時間を長くして欲しい」とお願いしました。神様は人生のトイレットペーパーをくれました。早く巻くと時間が短くなります。しかし、ゆっくりすることはできません。その人は辛い時、早く巻きました。その結果人生が短くなってしまいました。いかに、辛い時を楽しい時間に変えるか。私のカラオケもその一例です。あるいは辛い時は、その辛い時に意味があるとの次の言葉を信じることなのでしょう。

「神様はその人の将来のために、その人が耐えられるだけの重荷を背負わせる」
 マザー・テレサさんもあまりに過酷な試練が次から次とあるので、神様に祈ったそうです。
「神様どうぞ、私が多くの試練に耐えると思わないでください」

相田みつを作品に追加(著者作)
雨の日は雨の中を楽しみ 風邪の日は風邪の中を楽しむ

 雨の日が楽しくなるとステキではないでしょうか?風邪を引いてしんどい時も、何とか楽しく過ごす方法を見いだすとステキではないでしょうか?できないと思ったら不可能です。できると思って工夫していくと、ちょっとは有意義に過ごせるようになります。

セルフカウンセリング
 気持ちを少しでも前向きにする。特に落ち込んだ時をどう活用するか。そのためには、セルフカウンセリング力を持っていると役立ちます。自分の心なのにそれをコントロールするのはとても難しいです。上手くコントロールするにはやはりそのためのノウハウがありますので、カウンセリングや先人たちの生き方などを学んでおくと役立ちます。

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