1日で学べる新人のためのGMP入門

2024/02/28 製造(GMDP)

レギュレーション(製造) GMP(医薬品) PIC/S バリデーション レギュレーション

★本講座は国際整合化を図った改正GMP省令の改訂意図を理解して頂くため、初心者にも分かりやすくPQS、QRM、Quality cultureなどを解説する。

講演者

医薬品GMP教育支援センター 代表
ハイサム技研 顧問
NPO-QAセンター 作業標準委員会委員
高木肇氏

日程

2024年05月24日(金)10:30-16:30

受講形式

オンライン

開催場所

Web(Liveオンライン配信) ※会場での開催はありません

開催概要

■日時・会場・受講料など
●受講料:1名44,000円(税込)
      1社2名以上同時申込の場合,1名につき33,000円(税込)
●申込締切:2024年5月16日(木)15時
●講演資料:PDFデータにて配布いたします
よくあるお問合せ一覧はここをクリック

■講座のポイント 
一般的に「GMP入門講座」では、GMP省令の条文を順次解説していく方式がとられるが、本講座はこのスタイルはとらず、改正GMP省令に盛り込まれた「医薬品品質システム(PQS)」の構築、運用、検証、およびそのために活用する品質リスクマネジメント(QRM)、および知識管理に重点を置いた構成にしている。
その理由は、品質不正問題の根底には、「森(行政への誓約と患者保護の視点=PQS)」を見ず、「木(各条文)」さえ順守しておればGMP対応という、表層的な理解が背景にあるように思われるからである。PQSの理解がないままにGMP省令の条文を読んでも、実効性のあるGMPの実践はできない可能性がある。
本講座は国際整合化を図った改正GMP省令の改訂意図を理解して頂くため、初心者にも分かりやすくPQS、QRM、Quality cultureなどを解説する。

■受講後、習得できること 
・    実効性のある医薬品品質システム(PQS)にするためには
・    具体的で身近な品質リスクマネジメント(QRM)の事例
・    知識管理とは
・    適切なQuality cultureとは
・    製造部門員、QC員、QA員に求められていること

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・    ICH Q9、Q10、GDPガイドライン
・    改正薬機法、改正GMP省令、公布通知、GMP事例集(2022年版)
・    法令遵守に関するガイドライン(薬生発第0129第5号)
・    医薬品の適切な製造管理等の徹底について(薬生監麻発1211第1号)など

■講演中のキーワード
・    PQS
・    QRM
・    GMDP
・    重要業績指標(KPI)
・    変更管理システム
・    知識管理 
・    Quality culture など

■講演プログラム 
1    GMPの歴史をおさらい
1.1    無効無害主義から有効無害主義へ
1.2    GMPにバリデーション導入
2    我が国の薬事法体系
2.1    製販業者と製造業者の関係
3    GMPのさらなる進化
3.1    ルールベースのGMPからリスクベースのGMPへ
3.2    QRMはOODAループ思考
4    変更管理システム
4.1    変更は「起きるもの」+「起こすもの」
4.2    Change managementとChange control
4.3    行政は変更管理の支援へ(ICH-Q12ガイドライン)
5    医薬品品質システム(PQS)とは
5.1    PQSの3つの目的
5.2    品質マニュアルに何を記載するのか
5.3    PQSの「Quality」とは企業体質(Quality Culture)と捉える
5.4    PQSはKPI(重要業績指標)などで評価
5.5    PQSの不備例
6    適切なQuality cultureとは
6.1    責任役員の責務
6.2    内部情報伝達システムが破綻していない
6.3    マネジメントレビューは責任役員の教育訓練の場
7    続く品質不正への対応
7.1    不正を起こした某社の製造実態
7.2    体質(Quality culture)に問題のある企業の特徴
7.3    法令遵守体制整備への具体策
7.4    総括製造販売責任者の権限に問題があった(総責の要件が見直された)
7.5    製造管理者の責任が重くなった
8    品質リスクマネジメント(QRM)とは
8.1    QRMは食品業界の「HACCP」が起源
8.2    QRMはリスクゼロを求めない(受容リスクまで低減すればよい)
8.3    全ての状況に適用できるQRM手法は無い(形式にとらわれないこと)
9    リスクは現場に転がっている
9.1    製品品質照査の活用
10    実効性のあるPQSにするには
10.1    「異常」を常態化させないのが重要(Heinrichの法則)
10.2    「逸脱」と「異常」の定義を明確に
10.3    「異常」への対処法を構築
10.4    最新GMPに対応する教育訓練とは
10.5    知識管理とは知識の横展開と知恵の醸成
11    GMP+GDP=GMDPの視点
11.1    要は、関係業者間でリスク共有
11.2    GDP対応のために何が必要か
12    演習問題
質疑応答


※活発な質疑は同席した受講者の理解を助けます。
随時受け付けますので基本的な点でも遠慮なくご質問ください。


医薬品GMP教育支援センター 代表
ハイサム技研 顧問
NPO-QAセンター 作業標準委員会委員
高木肇氏

■経歴
元塩野義製薬株式会社製造本部次長
経口剤の連続生産技術開発や凍結乾燥注射剤の工業化検討、無菌製剤棟の構築プロジェクト遂行、アンプル注射剤・点眼剤製剤包装一貫工場の工場長、中国を始め国内外関連企業への技術支援業務に従事。
退職後は国内および台湾の後発医薬品・医薬部外品・健康食品企業の技術支援、ならびにGMP関連書籍の執筆、講演活動を実施。                   
出版物として「凍結乾燥のバリデーション」(共著)、「GMP・バリデーション事例全集」(共著)、「現場で直ぐ役に立つ製品標準書作成マニュアル」(共著)、「現場で直ぐ役に立つ 実務者のためのバリデーション手法」(共著)など多数。
 

 



■注意事項(予めご了承の上、お申込み下さい。)
【申込時】
●受講料はセミナー開催5営業日前の15時までにお振込み下さい。
●定員に達し次第、申込を締め切ります。
●最小開催人数3名に満たない場合、中止とさせて頂きます。
●講師及び当社のコンペティターの場合、受講をお断りする場合がございます。

【セミナー当日】
●受講券はございません。名刺をお忘れなきようご持参ください。
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●講義中のパソコン・携帯電話等の使用をお断りします。

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