経歴 東京大学工学部卒。ペンシルバニア大学ウォートンスクール修了(MBA)。通商産業省、マッキンゼー・アンド・カンパニー、経済協力開発機構(OECD)、株式会社インターネットイニシアティブ取締役、株式会社クロスウェイブコミュニケーションズ代表取締役などを経て日本メドトロニック株式会社取締役副社長。医療機器を含む新たな医療技術に関する政策課題などについて関心を持ち、2012年より東京大学公共政策大学院 特任教授を務める。
2012/11/19 AD 医療機器
医療機器業界の話題と今後の展望【第4回(最終回)】医療機器のGMP
はじめに GMP (Good Manufacturing Practice) は、その言葉が表わす通り、質の高い製造を実現するための工程や管理の手法を指している。医薬品においても医療機器においても、GMPが重要であることに変わりはない。ただ、前回述べてきたような医薬品と医療機器の違いは、GMPのアプ
2012/10/29 AD 医療機器
医療機器業界の話題と今後の展望【第3回】医薬品と医療機器
医薬品の特徴 医薬品の研究開発について、英語では "drug discovery" という言葉が「創薬」という意味で使われることが多い。 直訳すれば「薬の発見」であるが、医薬品とはまさに発見されるものと言えるだろう。多くの化合物の中から、薬として利用できる可能性のあるものを選別し
2012/09/18 AD 医療機器
医療機器業界の話題と今後の展望【第2回】デバイスラグとデバイスギャップ
はじめに 医療機器に関する話題を提供する第二回目として、デバイスラグとデバイスギャップをとりあげたい。聞きなれない方も多いかもしれないが、2000年代半ば以降、医薬品におけるドラッグラグという言葉とともに、その医療機器版ということで広がってきた言葉である。そして言葉の広がりは、医療機器に関するさまざ
2012/07/17 AD 医療機器
医療機器業界の話題と今後の展望【第1回】医療機器産業の現況
はじめに 医療機器は医薬品と並んで医療を支える分野である。技術革新が速く、新しい医療機器が次々と開発され、産業としての成長も著しい。4回にわたって医療機器業界の話題と今後の展望について記してみたい。 グローバルな市場環境 医療機器のグローバルな市場規模は、2006年にはおよそ2000億ドルと推計