【第9回】私が経験した(GMP)医薬品製造にまつわる話~喫煙室のOBぼやき噺 編~
お久しぶりです。前回(8回投稿)は、愛読いただきありがとうございます。2回目のシリーズ執筆、再開します。
愛を感じる仕事
当然ですが、すべての仕事に「何のため」があります。我々の医薬品業界は「愛を感じる仕事」と私は、思います。そのために、皆さんの職場が愛にあふれる明るい場所でなければなりません。
売り上げ至上主義は、ある一部の方々の過ちです。現場で汗する仲間に不要なものです。皆さんで「本物主義」を目指しましょう。
現場作業員に重要な12項目
1月に私が講演する表題のテーマです。
- 空気:空調・エアーシャワーのこと
- 水:処理水・精製水のこと
- 電気:弱電気・高圧電源のこと
- 圧空:ドライエアー・ドレン・フィルターのこと
- 設備:計装・計器のこと
- 油:潤滑油・クリスのこと
- 工具:適正工具・メンテナンスのこと
- 更衣:クリーンスーツ・マスク・ヘアーネットのこと
- 手洗い:手洗い20秒・エタノール消毒のこと
- 廃水・廃棄物
- 表示(状態表示)
- 区分保管・動線
教える人材や時間がないのが現状ですね。
引継ぎ作業の大切さ
よく、駅ホームで電車運転手の対面での引継ぎを目にする場面を皆さんもあるはずです。
どんなに技術進歩しても、手帳などを持ち5分程度「真剣に丁寧に」欠かすことなく実施します。
あなたの職場でも「安全のバトンタッチ」お勧めします。
数値だけで判断しては、危険
記録類にある数値を鵜呑みに判断する方が増えました。日常的に現場巡回をしないで判断していくと、隠れた危険を逃します。素人とプロの違いです。
まずは、長期的に現場を知り「知恵より知智」を磨くことを上長や品証に、求めたい。不正は、臭います。
※知智:経験による知恵。
中であることは、外でわかる。
製造現場や試験現場の問題あると、倉庫や廃棄物の置き場に変化が現れます。
手慣れた監査員は、監査準備に訳アリ物を回避するから廃棄物の置き場など必ず調査します。
※備品置き場など、扉が閉まっている部屋も。
Wチェックは、大切な時に
よく記録書に、作業者/確認者のWチェックを見かけます。
すべての項目にWチェック記録する会社がありました。(変な会社)
重要だからWチェックでしょ。すべてなの?
※重要工程例:次工程以降の重要項目など。
品証のレベルを疑う要因の一つです。(この品証、大丈夫?)
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