アヘマ2018とヨーロッパ製薬企業視察ツアーのご紹介
海外展示会・学会ツアー企画 日置高夫
ACHEMA 2018(World Exhibition Congress on Chemical Engineering, Environmental Protection and Biotechnology)が2018年6月11日から15日までドイツのフランクフルトメッセで開催されます。化学装置全般にわたって世界から毎回15万人以上の参加者がある世界最大の展示会です。製薬に関する最新の装置も多数展示されます。
アヘマ2018開催の詳細については、下記の公式Webサイトをご覧ください。
http://www.achema.de/en/home.html/
今回も化学工学会関西支部ではアヘマの展示会に参加したあとヨーロッパの一流製薬企業を視察するツアーを企画しました。アヘマ視察後二つのコースにわかれて製薬企業を視察します。視察先は IDT Biologika, Takeda GmbH , Boehringer Ingelheim, Rommelag CROなどを予定しており、Aコース、Bコースの概要をご紹介いたします。
なお、今回の視察ツアーは、
企画 化学工学会関西支部
協賛 製剤機械技術学会 日本包装機械工業会
となりますが、化学工学会会員・協賛団体以外の方も参加可能です。
1.『アヘマ2018とヨーロッパ製薬企業視察ツアー』Aコース概要
アヘマ展示会視察のあとドイツ北部の製薬関連企業2社を訪問します。
■Aコース視察先-1
IDT Biologika (Dessau, ドイツ)
ライプチッヒにはバイオテクノロジーに絞った企業が集結しているBioPharmaParkがあります。ここでは1921年からワクチンの研究が盛んに行われてきました。 その企業の一つが IDT Biologikaです。ここではワクチンの無菌充填アイソレーターが稼働しています。2015年ISPEのFacility of the Year Awardを受賞しています。
■Aコース視察先-2
Takeda GmbH (Oranienburg, ドイツ)
2017年6月メルケル首相出席のもと第三製剤棟の竣工式が行われました。
1億ユーロが投資され、このうち Brandenburg州は2300万ユーロを拠出しました。 Oranienburgの工場では毎年76億錠の錠剤とカプセルが生産されています。新しく完成した最新の製造プラントは今後世界100カ国以上に輸出されるタケダの主力工場の一つになります。
2.『アヘマ2018とヨーロッパ製薬企業視察ツアー』Bコース概要
アヘマ展示会視察のあとドイツ中央部の製薬関連企業2社を訪問します。
■Bコース視察先-1
Rommelag CRO (Salzbach-Laufen, ドイツ)
シュツットガルトからクライルスハイム、ニュルンベルグにかけて多くの包装機械メーカーや受託製薬企業が集まっています。このあたり一帯をPackaging Valleyと呼び、その拠点がSchwäbish Hallにあります。Rommelag CRO社はBFS(Blow Fill Seal, ブローフィルシール, 成形同時充填)の大手充填プラント製造メーカーですが、2016年に医薬品を受託生産するHolopack verpackungstechnik GmbHを傘下に収めました。創立40周年を記念に2017年“Pharma2020”と呼ばれる最新の無菌製剤工場を立ち上げました。GMP対応の最新の無菌包装製剤工場です。
■Bコース視察先-2
Boehringer Ingelheim (Ingelheim, ドイツ)
ベーリンガーインゲルハイムは2016年度売り上げが1兆9千億円で世界17位のドイツに本社のある製薬企業です。本社はフランクフルトの近郊Ingelheimにあり、ドイツのBiberach、アメリカのRidgefield、オーストリアのWienに 研究開発拠点があります。今回Ingelheimの本社工場のAPI(バルク)プラントを見学します。
ツアー紹介ホームページ
http://www006.upp.so-net.ne.jp/tour/
【前回、前々回のツアーレポート】
「アヘマ2015とヨーロッパ最新医薬品工場視察」実施レポート
http://www.gmp-platform.com/article_detail.html?id=678
「アヘマ2012とヨーロッパ最新医薬品工場視察」参加レポート
http://www.gmp-platform.com/article_detail.html?id=60
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