業界雑感 【2022年5月】

 コロナウイルス騒動が始まって約2年半、緊急事態制限やまん延防止法による行動制限、ワクチン接種に関する混乱、医療機関での重症病床のひっ迫など大騒ぎであった。仕事や生活が根底からひっくり返された人もいれば、テレワークの活用など働き方の変化でより豊かな生き方に変わった人もいるのだろう。重症者や死者が減ってきてさまざまな行動制限も解除されてきており、急速にコロナ前の状況に戻していきたいといった雰囲気がむんむんとしているが、日々の感染者数は3万人前後と昨年の東京オリンピック前後のデルタ株による第5波のピーク時と変わらない人数が毎日報告されており、オミクロン株は。症状は軽くても後遺症は長引くとの報道も多い。インフルエンザのような特効薬が開発承認され流通しているわけでもないのだから、やはり感染リスクのある行動はとらないに越したことはない。唯一ワクチン接種済の場合には感染確率も低く、感染したとしても重症化リスクは小さいように思えるのだが、如何せんそういったデータがほとんど公表されていないようなので、どういう人やどういった行動が、感染リスクが高いのか低いのかもそれぞれが自分の感覚で判断するしかない。評判の悪いHER-SYSでも相当数のデータが集まっているはずなのに、人権を配慮してなのか、ビックデータとして分析する気がないのか、まさか分析できる人がいないということはないだろうに、とも思わざるを得ない。

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