通訳あるあるネタ【第39回】
L/Rの発音について
カナダに留学中、「Bulkley Valleyって発音できる?」と何度も尋ねられました。日本人留学生を毎年受け入れ、日本語の選択授業がある学校だったので、日本人が話す英語へのexposureがあったのでしょう。Bulkley Valley(バルクリーバレー)は、カナダのブリティッシュコロンビア州の北西中央部にある地名ですが、Lの発音ができない日本人をからかう格好のジョークでした。アイスクリームショップでも、「vanilla flavorにしたら?ほら、注文してみて!」と言われたものでした。私がアシスタントをしていた日本語クラスには地域の大人も参加しており、日本人留学生のホストファミリーをしている退役軍人や多言語を話すオランダ人の主婦がLとRの発音のコツを繰り返し教えてくれました。口の動きを見せながら、Va-nill-aと3つの音節に分けてそれぞれのパーツを練習し、最後にvanillaと言えた時にはとてもうれしかったです。Lの発音は、“Open your mouth slightly. Let the tip of your tongue touch the gum ridge.(口を少し開けて下の先が歯茎に触れるようにする)”とか、 “To create the /l/, the tip of the tongue is placed against the middle of the tooth ridge. The sound is created when air travels alongside the tip of the tongue, between the front of the tongue and the side teeth.(Lは、舌の先を歯肉の真ん中に押し付け、空気が舌の両側から通るときに出る音)”と定義されています。鏡を見て練習してみましょう。
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